デアゴスティーニの人体模型を双子と一緒に最後まで作ってみた~!vol.11

<前回までのあらすじ>
ママと双子がチャレンジ中の、デアゴスティーニの『おしえて!おしゃべりガイコツ』。ガイコツのホネッキーを組み立てながら、前回は男女の体の違いを学び、まだまだ先だと思っていた双子の思春期がそろそろ始まっていることを知る3人だった。

自営業のわが家のGWは、ホネッキー組み立てウィーク!

みなさん、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか?
わが家は定休日なしの自営業でゴールデンウィークはむしろ普段よりも忙しく、お休みなしです。

とは言っても、どこにも連れて行かないと子どもたちからクレームが出るので、プロ野球のナイターに連れて行ったり、猛毒生物の展示を見に行ったりと、業務終了後の夕方から行ける遊びには連れて行きましたけどね、旦那が。

ああ、そうそう、息子の野球チームのバーベキューもございました。淀川の河川敷で。私は仕事で出られませんでしたが、肉の手配はしました!

生き物好きの小4の娘は、「うちは旅行に行かへんから」と、クラスで飼っているカナヘビのお世話係に立候補。学校から持って帰ってきたカナヘビはかわいいけど、エサになるコオロギとか、ホールワームがなぁ~、気味が悪いんだよな~、と言いながら、気づけば前回の更新からひと月以上が経過してますやん!

小4ともなると、学校から帰ってくるのも遅いし、勝手に遊びに行くし、宿題の量も多いしで、なかなか平日にホネッキーとたわむれる時間もなく…。いかんいかん。ゴールデンウィークに、まとめて組み立てだ、レッツゴー!

 

息子、野球で末節骨骨折マサチューセッツ工科大学←早口言葉で

ママ
今日はまず、ホネッキーの左右の腕を組み立てて、ホネッキーに取り付けます
息子
うぃーす
わー、なんか、ホネッキーの手、繊細
息子
オレこれ、昨日レントゲンで見たけど、オレの手ほうが繊細やったで
ママ
右手の親指、骨折したもんね、野球で
息子
ここやろ、いちばん先っちょの
ママ
末節骨な
息子
まっせちゅこつこっせつ や、オレは
ママ
マサチューチェッチュ工科大学か
末節骨骨折マサチューセッツ工科大学(ドヤ顔)
ママ
にしても、どうしたらそんな先っちょの骨が折れるかね
息子
オレ、ファーストやろ、ベースに足つけたまま、ボールをこう、とろうとしたら、ミットをはじいて、ボールが右手の親指にガチーンって
母ちゃんが、ファーストミットを買ってあげないから、こんなことになったんや
息子
しくしく、しくしく(ウソ泣き)
ママ
そんなさぁ~、ポジションごとにグローブが違うのとか知らんもん、私
息子
これやから素人は困る
ポジションごとに、ボールの捕り方が違うってことやんな。こう、とか、こう、とかさ(ホネッキーで動きを再現)
ママ
手のひらには、片ほうの手だけで27個の骨があるんだよ。手のつけ根の手根骨(しゅこんこつ)は8つ、手のひらの中手骨(ちゅうしゅこつ)がそれぞれの指にあるから5つ、指骨(しこつ)は親指に2つ、あとの指には3つずつあるから14個。これらを動かすから、にぎる、なでる、つまむ、ひねる、字を書く、ひもをむすぶ、いろんな動きができるのです
息子
『おしゃべりガイコツ』の雑誌そのまま読んでるやろ
その骨たちはどうやって動くのですか?(優等生風)
ママ
骨には、めっちゃたくさんの筋肉と腱(大阪の人は、すじ、いいます。「じ」にアクセントです!)でつながっていて、それらが動かしているのです。なかでも、親指がほかの指と離れていて、よく動くようになっているから、ものをつかむことができるのです
息子
あー オレは今、大事な親指が使えへん。えんぴつも持たれへん。宿題がでけへん。残念や
ママ
左手で書け!

 

片方の手のひらだけで27個の骨が!ホネッキーで確認だ!

左の上腕骨と、とう骨&尺骨をつなぎ、つなぎ目がひじの関節になります。ち関節で曲げることができます。手のひらは、いくつもの骨が合体したひとつのパーツになっています。これを、手首のところで左のとう骨と尺骨につなぎます。左腕が完成。ホネッキーはん、えらいスマートな腕、してはりますな。できた左腕を、ホネッキーの左肩甲骨につけます。つきました。それはいいんですが、ごめんなさい、肋骨から、食道が出ていました。しまい忘れです。今気がつきました(土下座) そして右腕も肩甲骨につなぎます 右腕も肩甲骨につなぎます。手というものがいかに表情ゆたかなものか、よくわかりました かっこええ……

クイズ!「鳥の羽根(前足)には、指があるでしょうか?」

ママ
問題です! 鳥の羽根(前足)には、指があるでしょうか?
なさそうに見せかけて、あるんやろ
ママ
クイズにした時点で、ばれますな
息子
わかった。鳥の祖先は恐竜やから! 恐竜には指、あるやんな
ママ
そうそう。私たちが子どもの頃は、そんな説なかったけど、今は、鳥類というのは恐竜から進化した生き物だっていう説が有力なのよねー。ただし、鳥は空を飛ぶっていうことに特化したために、しだいに手?っつうか前足? っつうか羽根の指は小さくなっていって、今では3本の小さな指があるだけなのです
なるほどね、メモメモ~

さて、ここからは、足を組み立てていきます。
まず、足のつけ根、骨盤からです。

ママ
しりのあたりにある骨盤は、内臓をささえるために、とっても固くできています。仙骨と尾骨、左右の寛骨(かんこつ)という骨からできているのです
カアチャンよく骨盤体操やってるよね
ママ
あのねえ、アタイは君たち双子をいっぺんに産むために骨盤がめっっっちゃ広がったわけですよ、だから今でも骨盤がダルいときがあるんだよねぇ。そもそも、骨盤は男女で形がちがっているんだよね。赤ちゃんが通りやすいように、女性の骨盤は広く、浅くできているわけ
アフリカでは、しりが大きい女性の方が美人なんやろ
ママ
うん、しりが大きい=骨盤が広い=母性 なんだろうね~

 

ホネッキーの組み立てもいよいよ下半身へ!

左の大腿骨(だいたいこつ)を、52号で組み立てた左側骨盤パーツにつなぎます 骨盤の穴にはめるんですが、重要かつ大きな部分なので、パーツの凹みとでっぱりが、かなりきつい設定になっておりまして、親指の末節骨を骨折している息子には不可能、娘もがんばってみたが無理、やはりここは大人の力が必要でした
ママ
この股関節が、左右前後に動くことによって、足を開いたり、外側や内側にねじったりすることができるんだよね
あぐらをかいたり、両足を組んで座ったりもね
ママ
こんなふうに大たい骨の先が丸くなっていて、ぐるぐる回すことができるからなのよね
息子
すげえな、骨って機械みたいやな(素直)
左の大腿骨にひざの骨をつなぎます。ひざの骨(右側のちいさいやつ)は弾力がある素材でできています。実際の人間のひざ関節も、弾力のある軟骨によって、骨と骨がぶつかってもすりへらないようになっているそうです。 次に膝から下の骨(けい骨とひ骨)をつなぎ、さらに左のあしの骨(合体してひとつのパーツになっている)を足首の関節でつなぎます。 足首がつながりました。ホネッキーの左足 大きさはこんな感じ。右足の組み立て工程も、まったく一緒なので、工程写真は割愛させていただきます。

『おしゃべりガイコツ』は棒読みしてもためになる…

ママ
腕や、手のひらもそうだけど、こうした精密なつくりの骨を、実際に動かしているのは筋肉なんだよね。たとえば、足を一歩前へ出す、という動きだけでも、太ももにくっついている大きな大腿四頭筋(だいたいしとうきん)が太ももを動かして足を前に出す→腰椎と骨盤と大腿骨をつないでいる腸腰筋(ちょうようきん)が太ももを持ち上げる→寛骨と大腿骨をつないでいる中臀筋(ちゅうでんきん)がもう片方の足を支えるというように、腰と足の筋肉が協力して働いてます
みごとに『おしゃべりガイコツ』の63号を棒読みやな
ママ
噛まなかっただけえらいやろなのよね
息子
にしても、ホネッキーの足、細っ
こんなん2本で体を支えて、さらに歩いたり走ったりするなんて、ありえへんな
ママ
二足歩行ってすごいチャレンジだよねー、どう考えても

二足歩行と言えば、思い出すのは、双子がまだ、はいはいをしていた赤ちゃんのころ。(かわいかったなー)。はいはいが達者になると、次にはじまるのが「後追い」なのだった。

後追いする赤ん坊のしつこさは、正直ゾンビ並み

双子はまるで二匹の犬のように、母親の私についてきた。かわいかったけど、犬と違うのは「待て」ができないことで、用事をするために「ちょっとだけ待っててね」とやさしく言いきかせても、後ろ姿を見せるとべそをかいて、どこまでも追ってきた。赤ん坊は怪獣に例えられることが多いけれど、後追いの時期だけは、そのしつこさにおいて「ゾンビ」と言ったほうが近い。

そもそも私は職場で子育てをしていたため、お手洗いが、仕事のお客さんと兼用だった。お手洗いに行くまでの間には玄関も接客する場所もある。赤ちゃん二人がはいはいでうろついては仕事にさしつかえる(かわいいけどね)。仕方なく部屋のふすまをぴちっと閉めて、双子がぐわんぐわん泣きながらふすまに当たる音を背に、お手洗いに走り、大急ぎで戻ってふすまを開けると、息子が人生初の「つかまり立ち」をして満面の笑みを浮かべていました。

息子がつかまっていたのは、お客さん用の「高座椅子」。座面や背もたれの高さが、つかまるのにちょうどいいあんばいだったのだろうが、あれほど泣いていた息子が、どのように気持ちを切り替え、いきなりつかまり立つに至ったのか。その重要な局面を、お手洗いに行っていて見逃した私は茫然としました。「二本足で立つ瞬間」それは「サルからヒトへ」という人類の歴史を幻視する貴重な瞬間でもあったのにぃ!

しかし娘のほうはまだつかまり立ちをしていない。もうワンチャンスある。こういうとき、双子で良かったよね! と思っていたら、仕事でほんの少し、お客さんの対応をしている間に、娘もさっさとつかまり立ちしていました。

あれだけ後追いゾンビだった双子が、そろって母親のいなくなったすきに、アッサリつかまり立ちに成功するとは、これいかに!

 

出産と子育ては、人間の進化の過程をなぞるもの…

「つかまり立ち」という進化の一場面を見逃したくやしさで一杯だった私の頭に、ふと、ある光景が浮かびました。ジャングルの片隅でひとりぼっち、木につかまって立つサルのすがた。人類の祖先である一匹の、孤独な挑戦。

そうだよね、きっと、サルの中の、だれか一匹が、最初につかまり立ちしたはずで、そういう無謀なことをしようとするやつは、きっと、ひとり孤独に、練習にはげんでいたはずで…。

その遺伝子の記憶によって、赤ちゃんが単独になった瞬間に「つかまり立ちスイッチ」が入るのだとすれば、一般に第一子より第二子以降のほうが、発達が速いと言われるのも、放っておかれる機会が第一子よりそれ以降のほうが多いから、とも考えられるわけで…。

折しも、『おしゃべりガイコツ』64号、65号の冊子テーマは「進化」。生命そして人間の進化について書かれています。個人的にはアテクシ、出産と子育ては人間の進化の過程をなぞるものと実感しているので、なんだか感慨を持って読みました。

あー! なんか久しぶりになってしまったけれども、やっぱり楽しいなあ、ホネッキーは。だんだん人間らしくなってきたし、またやる気が出てきました(やる気がなかったわけではない)。初心にかえってがんばります。完成まで、一緒にがんばりましょ~!

<つづく>

ゴールデンウィーク中、我が家にやってきたカナヘビ君。ホネッキーの頭の上に乗ってくれました。

 

岡田桃子

埼玉育ち、大阪在住。9歳男女の双子の母。無類の犬好きで、著書に『白い番犬チルー』(幻冬舎)などがあるが、未熟児で生まれたわが子たちの発育過程を目の当たりにし、人体の神秘にも感銘を受ける。その育児エピソードは、たるいしまこさんの絵と中村翔子さんの作で、『おはなしカイとナツ あるふたごちゃんのものがたり』(リーブル)という絵本になっている。年中無休自営業のすき間に、週一で剣道をするのが何よりの発散。

 

デアゴスティーニの人体模型を双子と一緒に最後まで作ってみた~!vol.1

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