デアゴスティーニの人体模型を双子と一緒に最後まで作ってみた~!vol.6

デアゴスティーニの人体模型を双子と一緒に最後まで作ってみた~!vol.6

<前回までのあらすじ>

夏休み真っ最中の小3の双子と年中無休の自営業のママは、今回もデアゴスティーニの『おしえて!おしゃべりガイコツ』を着々と組み立て中! 前回までで内臓のはたらきを学んだ親子は、いよいよ細胞と血管という未知なる世界へ進んだのであった…。

ホネッキーにも、人体にも、ママ稼業にも、夏休みはない!

ママ
お昼だよ~ 全員集合~
またそうめんですか
息子
オッケー牧場オレそうめん好き
私もそうめん好きやけど、夏休み毎日そうめんやん。たまにはうどんも食べたいよぉ~
ママ
だってお中元でいただいたそうめんが大量にあるんだもん。それに、そうめんの木箱は夏休みの工作にも使えるし♡
でもさあ、おかあちゃんのつくるそうめん、たいがい、ぶよぶよになってるやん
ママ
それはサァ、うちは自営業だから、麺を茹でてるときも、お客さんがばんばん来るわけよ。そのたびに火を止めて、戻ってきてもう一回茹で直すから、トータル何分茹でてるかわからないわけよ。麺類と自営業の両立はハードルが高いわけよぉー
息子
神ってる♪ 神ってる♪ ちんげって神ってる♪
ママ
しかも夏休みはこういうアホ男子が家にいて、ずーっとアホなこと言ってるわけですよ! 麺類と仕事&家事の両立は非常にむずかしいわけですよ!
わかった。いいよ、麺はぶよぶよで。おかあちゃんは、そのままでいいよ

今までのこのコラムを読まれた方はおわかりでしょうが、我々の食べる、のびた麺類は、食道から胃を通り、そこで消化され、小腸を通り、大腸で水分を抜かれ、大便となって出ます。そこでよい仕事をする十二指腸と肝臓のはたらきも、ホネッキーに教わりました。食べたものがどうやって我々の血肉になるのか。デアゴスティーニさんのおかげでなんとなく見えてきた今日このごろです。(まだ見えてない人は、第5回までのコラムを読んでね!)

そんな私たちが現在取り組んでいる知育玩具の域を越えた人体模型&冊子『教えて!おしゃべりガイコツ』、24号めのテーマは細胞。

 

骨折の経験から医師を目指した山中伸弥博士!腕をケガした息子にも淡い期待!?

息子
よーし まずはオレのちんちんの細胞を組み立てるぞー
ママ
意気込んでいるところ申し訳ないけど、細胞から組み立てていたら、一生終わらないよ
そうよ、あなた、人間の体には細胞がいくつあると思ってるの?
息子
デンデンデデンデン♪
35億♡
ママ
はいはい不正解です。正解は約60兆個です
息子
すげえ! おかあちゃん数えたん?
ママ
数えてたら一生終わらないから、計算したんだよね
おかあちゃんじゃない人がね
息子
すげぇな、その人天才や
ママ
細胞は、ものすごく小さいので、目には見えないんだけれど、いま組み立てているからだのパーツも、その小さな細胞が集まって出来ている。だから、体についてある程度わかってきた今、細胞についても知っておいたほうがよいだろうという、デアゴスティーニさんの配慮で、ほら見てよ、赤血球、白血球、幹細胞、脂肪細胞、卵細胞、軟骨細胞、筋細胞、骨細胞、神経細胞の写真……それからiPS細胞のつくり方、それがどのように役立つのかまで、載ってるよ!す
iPS細胞って、いろいろな細胞になれる『万能細胞』のことやんね
ママ
そうそう、よく知ってるね、山中博士がノーベル賞とったやつだね
息子
『山中伸弥(やまなかしんや)ハカセは、オオサカフ で うまれました』
ママ
人物コラム棒読みしすぎ
息子
『スポーツで ケガや コッセツを したときに チリョウをウケタ ケイケンから、せいけい ゲカの い? イシ? にナリマシタが…』(←音読が苦手すぎて宇宙人のようになっている)
ママ
ほー、あんたもこないだ手首を捻挫して治療受けたやん、その経験から医師になってや。おかあちゃんに楽さしてや
おかあちゃん、完全に大阪のおばはんになってるで!
ママ
はっ
息子
オレ、そういえば手首をねんざしたときレントゲン撮ったやんか
アホが何か思い出したようです
息子
折れてるとこは写らへんかってんけどな、オレの年齢(8歳)では骨がまだくっついてない場所があるって言われて、そこを押されると痛かったから、ギブスになってんやん
ギブス、ちょっと自慢してたもんな、学校で
息子
その話をばあちゃんにしたら、『くっついてへん骨があるんか!』 っておおげさにびっくりしてたけど
はいはい
息子
オレは知ってたから驚かんかったで
デアゴスティーニのおかげ
ママ
赤ちゃんのときは骨が350個あって、成長するにしたがってくっついて200個程度におちつくんだよね、ホネッキーを組み立てながら勉強したもんね
息子
その、くっつきかけのところを痛めた場合には、レントゲンには写らへんねん!
ママ
すごい! それは怪我をしなかったらわからないことだ
でもけっきょくギブスは1週間で取れてたよね?
ママ
すぐ草野球してたよね?
痛めてなかったってことだよね?
息子
ああ うん まあな

 

意外とむずかしいキャッチボール!肩と腕のしくみを模型で確認

ママ
草野球といえば、このあいだ公園で息子とキャッチボールしてたとき、杖をついた爺さんがずっと見てたでしょ、桜の木の根元に座って
息子
ああ、めっちゃ見てたよな、オレのはじけるボディを
そっち?
息子
かあちゃんノーコンやからオレはずっとボールを取りに行かされてたけどな
ママ
その亀仙人みたいな爺さんが、10分くらい私たちのキャッチボールを見たあとに、息子に向かって『坊や、このオカアちゃんではアカンわ』って言ったのよ
息子
『このオカアちゃんの息子ではプロ野球選手は無理やわ』って(爆笑)
ママ
腹が立ったから、次は全力でボールを投げたんだけども、みごとに3メートルほど先の地面にボールを打ちつけちゃって…
息子
そのあと、かあちゃんの人格が崩壊したな。爺さんにむかって×▲○××▲! ってわけわからんこと叫んでたよな
かわいそうに。くやしかったんだねぇ。かあちゃん、運動神経悪くないのに、ボール投げは異常にへたっぴだものね
ママ
うっ(泣)。あのね、このあいだ体育会系の先輩に聞いたんだけど、野球のボール投げって、肩とか腕とかの使い方がすごく複雑なんだって。私は小さい頃、父親がずーっと単身赴任で、キャッチボールというものをしていないから、中年になった今でも下手なんだよね。せっかく息子のために、キャッチボールの相手をしたのに、見知らぬ爺さんにディスられたのよ(泣)。だからあなたたちは、そんなことにならないように、肩や腕の骨と筋肉が、どんなつくりをしていて、どのような動きをするのか、『おしゃべりガイコツ』の25号に書いてあるから読んで勉強してほしいの
息子
おっと、急にきた
おかあちゃん、そっちの腕はいいねえ

毛細血管と細胞がおこなっている“ひみつのやりとり”とは……

ママ
はいっ、そして26号のテーマは血管です
毛細血管がいっぱいつまってるとこ
息子
わーきー!!!
ママ
大阪の子ども全員が、毛細血管と聞いたら反射的にその新喜劇ギャグをやるでしょうな。ところで、あなたがたは、動脈と静脈と毛細血管のちがいをわかってるかな?
息子・娘
いいえー!!
ママ
血液が心臓から出てくるときは、断面が10円玉くらいの太さの管(大動脈)を通っているんだけど、そこからだんだん枝分かれして体中に送るために血管は細くなっていく。そして体の末端のほうに行くとものすごくこまかい管、毛細血管になる。毛細血管の中の血液は、毎秒1ミリくらいのゆっくりゆっくりした速度で流れながら、からだの細胞と物質のやりとりをしています
物質のやりとり……
息子
ブツを渡して『これを持って東京へ行け』やろ?
ママ
物質だから。札束じゃないから。ていうかそれ、黒澤明監督の『天国と地獄』の一場面でしょ。うちでは通じても、他の人には通じないよ
じゃあ一体、何をやりとりしているのさ。毛細血管と細胞は
ママ
毛細血管から細胞に渡されるのは、栄養や酸素。細胞から毛細血管へは二酸化炭素やいらないものが渡される
なるほどね。毛細血管は細胞にうれしいものを渡し、細胞はいらないものを毛細血管に渡すのね
ママ
そうだね~ だから血液は、宅配便と廃品回収を両方やってる業者だね。そしてやりとりの済んだあとの血液は、毛細血管から太い管の静脈に入ります
だから静脈の色はちょっと、くすんでるわけね
ママ
やな言い方するね
すまん 静脈
息子
心臓から毛細血管に行くときの管が動脈で、毛細血管から心臓に戻るときの管が静脈ってことか
ママ
その通り! 息子よ、まとめありがとう。血液の流れは一方通行で、逆流することはないのです

心臓登場! 動脈と静脈を取り付けて、これまで学習した内臓と合体!

ではここで、今回の組み立てに入りましょう。
今回、内臓系が多かったので、ギャーギャー言いながら組み立てていました。

何これ? 深海生物? と思いますが、上半身固定パーツにとりつけられた、頸椎(けいつい)と肋骨です 肋骨が三段になった 続きましては、右側の肩甲骨をとりつけます。ふたごどうし、相手の肩甲骨をさわって、形が三角であることを確認済み 右の肩甲骨がつきました 心臓と太い血管をつなげます。心臓にある赤色の穴を赤色の血管(動脈)に、心臓にある青色の穴を青色の血管(静脈)にはめる 心臓から出てゆく血管、心臓に帰ってくる血管ができました さらに、他の内臓との位置関係を知るために、小腸や大腸とドッキングさせます 表(おなか側)からみるとこんな感じ… 枝分かれした血管に、じん臓をつけます。茶色いソラマメみたいなパーツが、じん臓 じん臓の位置 2つめのじん臓も取り付けます 内臓が完成~

 

衝撃的事実!おしっこは××××ではなく○○からつくられる

ママ
じん臓は2つあるんだけど、2つとも大忙しなんだよね。なぜなら、じん臓はからだじゅうの血液からいらないものと水分をこしとって、血液をきれいにしているから
あーヨカッタ。いらないものがいっぱい入った血液がそのまま静脈をとおって心臓にもどったら、心臓が、いらないものでいっぱいになってしまう! って心配になっとったところやねん
ママ
血液によって廃品回収されたいらないものは、じん臓という産廃業者が処理するわけですよ。これが機能しなかったら、あれよ、人体はたちまち、いらないものでいっぱいになっちゃうわけよ
息子
こしとられた、いらないものと水分はどうなるん?
ママ
おしっこになる
息子
キターっ
うんちは、食べ物から栄養や水分を抜いたものだから、おしっこは飲み物から栄養を抜いたものと思っていたけど、飲み物じゃなくて血液からだったんだ~
ママ
そう。血液の赤血球は『必要なもの』だから血液にそのまま残る。だから血は赤いけどおしっこは赤くない
息子
おしっこの水分は血から取ったものなのかー
ママ
からだに水分が多すぎる時は、水分をたくさんすてて、水分が少な目のときは、少しだけすてる。じん臓は、そうやってからだの水分量も、調節しているのです
息子
オレのおしっこはちんちんで作られていると思っていたが、じん臓だったとはな!
ママ
もう少し詳しく説明すると、尿は二段階に分けてつくられていますよ。まず糸球体で、水分と血液の成分以外のものをこし取り、つぎに尿細管から毛細血管へまだ使えるものをもどします。残ったものが尿として尿管を通ってぼうこうへ送られる
おしっこって一日どれぐらい出てるん?
ママ
1~2リットル。でも、じん臓がこしとっている原尿は1日で約150リットルなんだって
じゃあ、149リットルくらいは、こして、もどされてるんだ!
ママ
そういうことになるね
息子
おしっことして体の外にだされる尿は、じん臓でつくられたらどこへ行くん?
ママ
ぼうこう
息子
あー。聞いたことある
ママ
じん臓でつくられたおしっこは、ぼうこうにためられます。で、ぼうこうにおしっこがたまると、それが大脳に伝わり、大脳が今トイレに行けるかどうかを判断して尿意をコントロールすることができるわけ
でも、バブーちゃん(赤ちゃん)たちは、おしっこがまんできないよね?
ママ
そうだね、赤ちゃんは、まだ大脳から『がまんしろ』っていう命令が出ないのよ。だから、ぼうこうにおしっこがたまると、ぼうこうの出口にある筋肉が自然とゆるんで、おしっこが出てしまう
だからおむつをつけているのね

 

からだのいろいろな情報が含まれている、それがおしっこ!!

そういえば、双子の赤ちゃん時代。
どれだけ、おむつを使ったことだろう。
おむつ交換タイムも、ひと騒動だった。

男子の場合、あおむけに寝かせていると、おちんちんは上を向いている。おむつをはずしたとたん、息子がおしっこをし、それが見事な放物線を描いて、となりで寝ている双子の相方の顔にかかってしまったこともあった。
それ以来、『男子のおむつ替えの際にはちんちんにティッシュを載せながら』、が、ルールになったのだった。

考えてみれば、赤ちゃんたちのじん臓がせっせと原尿をこしていたから、健全なおしっこが放物線をえがいて飛べたわけで、当時はただただ「大変だ」「事件だ」と思っていたことも、こうして人体のしくみを知ったうえで思い出すと、その複雑さに感心するばかり。

 

ママ
からだの中のいらないものをすてるための尿、すなわちおしっこを調べると、体調がわかったり、病気がわかったりするんだよ
尿検査ってやつね
ママ
健康な人の尿は、黄色っぽい色。1日に呑んだ水分の量によっては、色が濃くなったり、うすくなったりするよ
息子
オレめっちゃ黄色いねんけど!
ママ
それは友達の家でオロナミンC飲んだからでしょ!
黄色くないおしっこなんて、あるの?
ママ
血液がまじっていると赤い血尿が出るし、細菌が繁殖していると白く濁った尿、あわがたくさんまじっているのはタンパク質が多い尿、肝臓の調子が悪い時は緑色っぽい尿。じん臓やぼうこうで出血している可能性があるときは、濃い茶色の尿…
やめてー
ママ
そんなわけで、いろんな臓器の調子が、おしっこを調べれば分かるから、学校でも尿検査をするし、お医者さんでもまず尿検査をすることが多いわけですよ
おしっこにはいろいろな情報が含まれているんだね!

 

肩甲骨も左右しっかり取り付けて! あとは夏休みが無事終わることを祈る…

おしっこのことがわかったところで、肩甲骨の左側もつけてしまいましょう。

肩甲骨をはめます ぐぐっと押し込むと 肩甲骨が両側、つきました!

さて、今回はやや、場が荒れた感がありますが…宿題やらずにゲーム三昧、生活ペースが乱れきった子どもの尻を叩いて、毎日仕事しながら朝昼晩ごはんを作ってますからね。クマゼミが朝から晩までシュワシュワずーっと言ってる、大阪で。というわけで、多少の荒れは、ご容赦いただきたい。

それではみなさま、次回までごきげんよう~。

<つづく>

岡田桃子

埼玉育ち、大阪在住。8歳男女の双子の母。無類の犬好きで、著書に『白い番犬チルー』(幻冬舎)などがあるが、未熟児で生まれたわが子たちの発育過程を目の当たりにし、人体の神秘にも感銘を受ける。その育児エピソードは、たるいしまこさんの絵と中村翔子さんの作で、『おはなしカイとナツ あるふたごちゃんのものがたり』(リーブル)という絵本になっている。年中無休自営業のすき間に、週一で剣道をするのが何よりの発散。

デアゴスティーニの人体模型を双子と一緒に最後まで作ってみた~!vol.1

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