デアゴスティーニの人体模型を双子と一緒に最後まで作ってみた~!vol.8

<前回までのあらすじ>

デアゴスティーニの『おしえて!おしゃべりガイコツ』全90号を、親子で組み立て始めて早8ヵ月。ママも双子も、人間のからだの知識が溢れんばかり…。前回はホネッキーの後頭部も無事ついて、脳のあれこれを学びました。徐々に組み立てられていくろっ骨はいつ完成するのか?

 

遊びに行く前に、ろっ骨つけるの、忘れずに~!

ただいまー。友達と待ち合わせてるから行ってくるー
ママ
待った! ホネッキーのろっ骨一個、くっつけてから行って!
どすこい
上半身固定パーツに、ろっ骨パーツを、がしっとはめます。(かなりカタイので大人の力が必要) 完成~!

 

ふう~。どんだけあるねん、ろっ骨
ママ
数えてみよし
いち、にい、さん、しー、……10個
ママ
この人体模型のろっ骨は右左一対がくっついているから、正確に言えば右10個、左10個、今のところ計20個でーす
これでろっ骨終了か~。やりきったな
ママ
まだあるよ
がーん
ママ
ろっ骨は全部で12対24本です
待ち合わせに遅れちゃうから行くわ、ごはんのあとやってあげるからな、ごめんな、お母ちゃん
ママ
あ、待てー!!
息子
ただいま~
ママ
お 坊やいいところに帰ってきた!
息子
なにやねん
ママ
ホネッキーの食道と気管支をつないであげてよ
息子
まじかよー

 

食道と気管支を合体します。
息子
ホネッキーの食道、細!
ママ
食道の筋肉は伸びるからこれぐらい細くても大丈夫なんだよ。そして筋肉が伸び縮みすることによって食べたものが胃に運ばれる。でもって、気管支と食道は、のどのあたりで枝分かれしていて、空気は気管に、食べ物・飲み物は食道に行くんだよね。その交差点を今、くっつけたわけだよ
息子
くっつけたところって、オレのどのへん?
ママ
のどのあたりじゃないかな
息子
のどちんこのへんやろ
ママ
それが言いたかっただけだな!
息子
とりあえず野球行ってきまーす

 

ここでおさらい!食べたものがう○こになって外に出るまで何時間?

さて、みなさん。人間は、気管支と食道がのどのところで枝分かれしているけれど、他の哺乳類は完全に分かれているので息をしながら食べ物が食べられること、人間でも、赤ちゃん(新生児)時代に限っては他の哺乳類と同じしくみなので息つぎせずにおっぱいを飲めること…などは、このコラムのvol.3に載っているので、おさらいしてねー!!

~それぞれ帰宅し、晩ごはん中~

息子
オレのはじけるボディの中で、オレの食道は今、伸び縮みしている
ママ
そして胃の中では、ぜんどう運動と胃液によって、食べたものがどろどろになるまで、溶かされる
十二本の指を横に並べたくらいの長さの十二指腸で、食べ物が、すい液と胆汁とまざって、からだに吸収されやすい状態になる
ママ
そして小腸では、じゅう毛とよばれるひだの中にある血管に、栄養素が吸収され
大腸では食べ物にふくまれていた水分が吸収されて
ママ
そこまでで吸収されなかった食物せんいなどで
息子
オレの黄金のうんこができあがる
ママ
口から取り入れられた食べ物が、うんことなって外に出るまで
(振り向いて)24時間
ママ
よく覚えてるやん~!! かしこいかしこい
息子
なんかさあ、今までのおさらいっぽくね?
ママ
そうだよ。おさらいだよ。ほら、脳のところでやったでしょう。記憶は、眠っている間に整理して、脳の引き出しにしまってあるから、引き出しから、ときどき出して、おさらいしておかないと、どんどん奥のほうにいっちゃって、取り出しにくくなるんだよ、だからおさらいしたの
ていうか、かあちゃんだけホネッキーの本、見てたやん
ママ
すいませんね

 

人間だけでなく、動物への理解も…「カワセミ ペリット」で検索!

~食後のだんらん~

39号は『消化のしくみ』か。動物のページあるよね?
ママ
あるよー。大型ニシキヘビの消化の仕方とか
歯、ないから丸のみでしょ? ヤギとかヒツジとかも
息子
まじかよ
ママ
うん、からだを獲物に巻きつけて、窒息死させてから、まる飲み。そのあと、強力な消化液で2週間ぐらいかけてゆっくり溶かします
飲み込んだ動物の、骨や皮も?
ママ
らしい。なにしろ胃液が強力なもんで
息子
すげえな
ママ
君たちも飲まれんように注意せなあかんで
息子・娘
ハイっ
息子
ニシキヘビってどこにおるん?
ママ
アフリカ
息子
オレ、アフリカ行くのんやめとく…
ママ
それより、鳥類の、食べ物の消化の仕方が意外すぎるんだけどー。ほら、鳥も、ないじゃん? 歯が
息子
くちばししか、ないよな
飲かといって、ヘビほどゆっくり消化してたら、飛んだりでけへんしなぁ
ママ
そこでだ。前もって石や砂を飲み込んでお腹の中にためておいて、それを使って、飲み込んだ食べものをすりつぶすんだって!
わお!
ママ
その小石や砂をためておく器官を、『砂のう』というんだけど
お母ちゃん、ひょっとしてそれ、スナギモ?
ママ
あ、そうかも…ちょっと待って(と、グーグル先生に聞く)。ああ、やっぱり、ニワトリの砂のうは、スナギモと呼ばれて食用になっている
息子
本当に砂が入ってたんや…
焼き鳥として売られるときには、砂や小石はとってあるんやな
ママ
勉強になるなー。生活に密着してるわ、このコラム!
むしろ生活感ありすぎやろ
ママ
学問と生活の両立がテーマだから
知らんかったわ
息子
それはそうと、うちの庭に来たかわいいカワセミにもスナギモがあるってことやな♡
ママ
スナギモっていう呼び方は食用になったときの言い方だから、カワセミの場合はスナギモって言わんけど、砂のうはあるよ。カワセミはお魚も食べるから、捕った魚を何度も枝に打ちつけて骨をくだいてから飲み込んで、砂のうでも消化できなかった骨たちは、かたまりにして口からぺっと出すんだって
かわいい♡
ママ
そのぺりっと出された物体は、ペリットと呼ばれている
たぶんそれ、かわいいやろ。画像検索して。『カワセミ ペリット』で
ママ
あー いっぱい出てきた
やっぱりかわいい!
ママ
かわいいついでに、ホネッキーのろっ骨あと一対くっつけてあげて
はいっ
下のほうのろっ骨は小さ目です。 つきました

 

最後までお役に立とうとする赤血球の精神、泣ける…

ところでこの物体は何?
息子
やわらかい。むにゅむにゅしてる!
ちょっと貸して。わー、不思議な触
ママ
これは、肺です。肺の左側な。まだ組み立てないから大事にとっておくこと
なんだ、まだ使わないのか
ママ
ところで! ホネッキーはホネホネの人体模型なので、血液は通っていませんが、血液のもとは、骨でつくられるって知ってた?
息子
まじかよー。オレ、ちんちんでつくられると思ってた
ママ
はいはい
でも、骨って白いしカタイよ
ママ
実はね、骨の表面はカタくてじょうぶにできてるけど、中にはすきまがあいてるんだよ、スポンジみたいに
スポンジ!?
ママ
そのすきまに、ゼリーみたいな『骨ずい(こつずい)』が詰まっていて
ゼリー…
ママ
この骨ずいの中で、血液の成分である『血球』がつくられている
息子・娘
ぎゃー!
ママ
そんなに怖くない
でも、骨の中のほうで作られた血球は、どうやって血管に行くのさ? 骨の表面はカタイから出られないんちゃうん?
ママ
いい質問です。実は、細かい血管が骨の中にも通っていて、骨髄にも通っているんだす!細かすぎて見えないだけ
えー。じゃあ、骨の中にも血が通ってるってことか
ママ
そうそう。しかも、我々大人は、ろっ骨とか、体温の高いところにある骨でしか血球をつくれないんだけど、あんたがた子どもは、血球をつくる骨ずいが体のほとんどの骨にあるんだって。たとえば、あんたたちの足の骨の中でも、血がつくられてるってわけ
息子
すげえな、オレ
ママ
前に、赤血球はからだじゅうにいろんな栄養を運ぶ、『運び屋』であり、いらないものを集めてまわる『廃品回収業』も兼業してるって話、したよね?
働き者やねえ。まるでお母ちゃんみたい!
ママ
だしょ。赤血球は毎日働いて働いて、働きづめのお母さんなんだよ(泣)
息子
赤血球、プロ野球ドラフト会議生特番『お母さんありがとう』に出れるな
ママ
朝は新聞配達、昼はおそうざい屋さん、晩は倉庫の仕事…プロ野球選手になりたいという息子の夢をかなえるため、必死に働くお母さん。すばらしいです。そんなお母さんたちの体の中でも、赤血球が寝ずに一日中ぐるぐる体じゅうを走り回って働いてるわけさ。そして100日から120日経つと寿命がきて、ひ臓という期間で壊されます
寿命100日、短いような、意外と長いような!
ママ
ひ臓ってわかる? 細菌やウイルスと闘うための抗体もつくっている場所なんだけど、そのひ臓の中にある細い血管で、古い赤血球は血管の壁にとらえられて、壊されるんだって
壊れた赤血球はどうなるの?
ママ
マクロファージが食べて、赤血球のヘモグロビンから鉄を取り出して再利用する
息子・娘
へー
ママ
最後までお役に立とうとする赤血球の精神、泣ける…

 

ゴリラはB、クジラもB、ブタはAで、カエルはAB!

血液といえば、血液型ってA B O ABやんか。それ以外にないのん?
ママ
人間には今のところないけど、イヌには血液型が9種類あるらしいよ
それ知ってる! でもネコはほとんどA型なんだよね
息子
まじかよ
ゴリラはB型
ママ
クジラもB型
カメもB型
息子
B型動物多くね?
ママ
ブタは、ほとんどがA型です
あ、でもウシはB型
息子
カエルは?
カエルに血液型なんかないやろー。哺乳類ちゃうもん
ママ
あります! ヒキガエルはAB型
息子
しかもABかよ
あー、ぽいね! 殿様ガエルとか、ABぽいぽい
ママ
ちなみに、ヘビはA型かB型
息子
オレらO型やのに、O型動物、おらんくね?
ママ
おるよ。ヒツジはB型かO型だし、チンパンジーはA型かO型
息子
よかったー。仲間おった
43号までで、ここまで組みあがっています

 

そんなこんなで、『おしえて! おしゃべりガイコツ』も43号まできました。
小さなことからコツコツと、きよし師匠の教えにしたがってやってきて、骨一本も、おろそかにしたことはございません。
(実は、今回、ろっ骨のパーツを入れた紙袋が行方不明になって、家族全員で探したこともあったけど……)

 

デアゴチャレンジを始めて8ヵ月、ホネッキーとともに子どもも成長

思えば、あきっぽい自分と、小学生の双子が、「デアゴスティーニを最後までやりとげるチャレンジ」を始めたのは今年の3月のこと。いま11月だから…8ヵ月め。
ついさきほど、「あれ、このネタ、前に書いたっけな?」と思いつつ、初回からざっと読み返してみたのですが、第1回めの写真、子どもの手が、今よりぷっくりしていて幼いので驚きました。今ではもう着られない服を着てるし。

いやー、子どもの8ヵ月って、大人の8ヵ月とまったく違うんですね。それに、体の中では、古いものが壊され、新しいものがどんどんつくられている。そのくりかえしなのだということが、『おしえて! おしゃべりガイコツ』を通してだんだんわかってきているので、体ってすごいなー。ありがたいなー。という、感謝の気持ちで過ごせるようになりましたよ。少なくとも母親であるアテクシは。

ホネッキーが出来上がっていくのと同時進行で、子どもらの体もまた、どんどん生まれ変わり、大人に近づいているのを感じます。(息子の言うてることは、いまだにうんこ・しっこ・ちんちんで変化なし!)

そしてまだまだホネッキー完成への旅はつづく!!

 

<つづく>

 

岡田桃子

埼玉育ち、大阪在住。8歳男女の双子の母。無類の犬好きで、著書に『白い番犬チルー』(幻冬舎)などがあるが、未熟児で生まれたわが子たちの発育過程を目の当たりにし、人体の神秘にも感銘を受ける。その育児エピソードは、たるいしまこさんの絵と中村翔子さんの作で、『おはなしカイとナツ あるふたごちゃんのものがたり』(リーブル)という絵本になっている。年中無休自営業のすき間に、週一で剣道をするのが何よりの発散。

 

デアゴスティーニの人体模型を双子と一緒に最後まで作ってみた~!vol.1

デアゴスティーニの人体模型を双子と一緒に最後まで作ってみた~!vol.2

デアゴスティーニの人体模型を双子と一緒に最後まで作ってみた~!vol.3

デアゴスティーニの人体模型を双子と一緒に最後まで作ってみた~!vol.4

デアゴスティーニの人体模型を双子と一緒に最後まで作ってみた~!vol.5

デアゴスティーニの人体模型を双子と一緒に最後まで作ってみた~!vol.6

デアゴステイーニの人体模型を双子と一緒に最後まで作ってみた~!vol.7

中学受験にも役立つ!?デアゴスティーニ・ジャパン週刊『おしえて!おしゃべりガイコツ』ママ&キッズモニター報告