義母との関係はこれまでもさまざまなメディアでおもしろおかしく扱われてきましたが、最近のママたちの嫁姑問題はどうなっているのでしょうか。
ママノワではママたちにアンケート調査を実施し、義母との関係についての本音を教えてもらいました。この記事では、今どきの嫁姑事情や、義母と良い関係を築くコツについてご紹介します。
義母との関係は良好!嫁姑バトルは昔話!?
ひと昔前は、「嫁姑問題」や「嫁姑バトル」といったワードがメディアを賑わせてきました。
しかし、いつしか夫の母親を「姑」ではなく「義母」と呼ぶようになり、トラブル話を耳にする機会も以前より減ってきたように感じられます。
ママノワが実施したアンケートによると、かつてのイメージとは違い、ママと義母との関係は良好であることがわかりました。
「義母が好き」が約70%
ママたちに義母との関係について質問したところ、「大変良好」が約27%、「まあまあ良好」が約48%で、7割以上のママたちが義母と仲良くできているようです。
でも、表面上は関係性がよくても、心の中ではどう思っているのかはわかりません。
そこで、ママたちに義母のことが好きか嫌いかをズバリ聞いたところ、7割以上のママが義母のことを好きだと感じていました。そのうち23.2%のママが「義母のことが大好き」とまで回答しています。義母との関係に悩むママは少ないのかもしれません。
パパの実家でママはお客様
義母のことが好きだというママが多数派を占めており、今や嫁姑のトラブルは昔の話に。それと同時に、家庭内では嫁が率先して働くという考えも薄れてきたようです。
アンケート調査によると、ママたちはパパの実家で「お客様状態」でくつろげているようです。さらに、「実家のようにリラックス」できているママもいます。
パパの実家で家事全般を担当しているママは少数派であることがわかりました。ママたちがパパの実家でも快適に過ごせているのはお義母さんのおかげ。嫌うどころか、義母に感謝しているママは多いようです。
義母との関係性が良くなる付き合い方
義母のことが好きだというママが多数派ではありますが、中には義母のことがあまり好きではないというママや、義母のことが嫌いだというママもいました。
しかし、義母との関係性について質問してみると、義母との関係が良好だと回答したママは75%。
ママが義母のことを好きか嫌いかは別にして、多くのママたちが義母とは良好な関係を築いていることがわかります。
ここでは、義母と気持ちよく付き合うための方法を、先輩ママたちの体験を交えてご紹介します。
親しき仲にも礼儀あり
義母といい関係を築くためには、「親しき仲にも礼儀あり」の心を大事にしているようです。
たとえ義母と仲良しであっても、気遣ったり、敬う気持ちを表すことは大切です。また、義母はあくまで夫の母であり、自分の母親ではありません。そのため、適度な距離感を保つことも必要なようです。
イベントは欠かさない
義母との関係性をよくするためにも、今どきのママたちはイベントを大切にしているようです。
わが子のお祝いごとに義母を招待するだけでなく、義母の誕生日や母の日なども積極的にお祝いすることが、義母との人間関係を良好に保つコツのようです。
遠慮はしない
今どきのママたちは甘え上手!? 義母の厚意を素直に受け取るママたちが多いようです。
どうやら、「姑だから」「嫁だから」と、肩に力を入れる必要はなさそう。
きちんとお礼を伝えたり、時にはママがお返しをすることでじょうずにバランスを取って、うまくつきあっていけそうです。
頑張りすぎない
必要以上にがんばらないことも、義母と末永く良好な関係でいるための秘けつのようです。じょうずに義母を頼って、相談ごとをしているというママもいました。
自分をよく見せたくてがんばっても、長く続けていれば苦しくなってしまうことも。
よく思われたくて張り切る気持ちはわかりますが、長いつきあいになるのですから、あえて自分の素を見せておいたほうがいいのかもしれませんね。
本音を伝える
前項の「頑張りすぎない」に通じるものがありますが、自分の心には素直に従うことも、義母と無理なくお付き合いするために必要なようです。
ただ、「本音を伝える」と答えてくれたママの中には、「義母との関係はあまり良好ではない」というママもいました。
良好ではないから本音を伝えられるようになったのか、本音を伝えたがゆえに良好ではなくなってしまったのか…真相はわかりませんが、本音の伝え方には工夫が必要かもしれませんね。
子どもの写真や動画を共有
義母と仲良くするためにも、子どもの様子を定期的に知らせるのは有効な手段のようです。
子どもの存在は義母とママに共通の話題をもたらしてくれます。今は便利なアプリもあるので、利用しないのはもったいない!
アプリの使い方をレクチャーするところから始めると、コミュニケーションのきっかけにもなりそうですね。
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自分の実家との違いに驚いたエピソード
義母とは良好な関係を築いているママが多かったものの、それでも違う家庭で生まれ育ったママとしては、義実家の生活にギャップを感じることもあるようです。
びっくりしたエピソードをママたちに教えてもらいました。
習慣の違い
おうちでの過ごし方は家庭によって違いがあるようです。
と、せっかく義実家を訪問しているのに家族が自分の部屋にこもってしまうことにびっくりしたママもいるようです。反対に、
と、昼間から飲酒をする習慣のないママは驚くやらうれしいやら!食生活に関しても、それぞれの家庭で違いがありました。
自分にとっては当たり前のことでも、他の家庭では当たり前ではないこともしばしばあるようです。
価値観の違い
義実家との価値観の違いに驚いたママたちもいます。
家父長制的意識が色濃く残っている家庭もあるようです。
嫁の地位が低かったり、女性だけがキッチンに立つのは、義母の若いころには一般的な考えだったのかもしれませんが、今どきのママたちにとっては理解しがたいもの。
そのためか、男尊女卑の考えが残る義実家を持つママたちは、義母のことを嫌う傾向にありました。嫁をないがしろにする家庭なら、今は昔の嫁姑問題が勃発しても不思議ではなさそうです。
衛生観念の違い
義実家との衛生観念の違いが、どうしても受け入れられないママたちもいました。
義実家が汚いと感じているママたちも、やはり義母のことが好きだとは言えないよう。反対に、
というように、きちんと掃除をしてもてなしてくれるような義実家であれば、ママたちもありがたいと感じ、義母といい関係を築いているという特徴がありました。
義母との関係実話を告白
義実家との違いに驚きを感じつつも、多くのママたちは義母と比較的良好な関係を築いているようです。
それって本当?と邪推する気持ちもわかります。そこで、義母との関係について、ママたちに本音で語ってもらいました。ここでは、義母との関係実話をご紹介します。
嬉しかったエピソード
まずは、義母との関係で嬉しかったエピソードからご紹介します。
贈り物をよろこんでくれたり、ママや子どものことも大切にされていると感じられるとうれしいもの。義母にやさしくされているママたちは、きっと義母にもやさしくできて、いい関係を築いていることでしょう。
楽しかったエピソード
義母との楽しかったエピソードも寄せられました。
楽しかった話からは、コミュニケーションがよく取れていることがうかがえました。家族みんなで共通の趣味があると、自然と仲良くなれる気がします。
嫌だったエピソード
楽しかったエピソードとは反対に、嫌だったエピソードからは義実家とのコミュニケーションがうまく取れていないと感じられます。
うっかりかとも思えるエピソードもあれば、故意にコミュニケーションを断たれた経験談も。これでは人間関係を築きたくても、その手段がなくてげんなりしてしまいます。
このように、ルールやマナー違反をする人とは、たとえ義母であってもつきあいを遠慮したいものです。
驚いたエピソード
ママではなくても理解しがたい、驚きのエピソードも飛び出しました。
初孫が誕生して、ついハイになってしまったのでしょうか。何はともあれ、当時のママとパパの選択とその結果を認めてくれているのが救いです。
モノが捨てられなかったり、モノをためこんでしまうのは親世代にはよくある話かもしれません。しかし、たとえあるある話でも、年代や住んでいる地域が違えと、受け入れられないこともありますよね。
まとめ
今どきのママたちは、パパの母親である義母と良好な関係を築いていることがわかりました。
ママたちが義母と仲良くおつきあいするためには、自然体でいながらも礼儀を忘れずに接することがコツのようです。
また、義母がママを大切にしてくれていることから、ママたちは義母を慕っていることもわかりました。時代の変化に伴って嫁姑の関係も変化し、トラブルの数は減ってきたのかもしれません。
今は「嫁」の立場であるママたちは、将来は「義母」の立場になることもあるでしょう。未来の嫁姑バトルを回避するためには、若いママたちも時代に合わせて価値観をアップデートし続けることが必要かもしれませんね。
【調査方法】インターネット調査
【調査期間】2024年4月8日~2024年4月13日
【対象者】子育て世代/全国
【調査元】ママノワ
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