ママのマイホーム購入大作戦!~家買うオンナの第1回~

ママのマイホーム購入大作戦!~家買うオンナの第1回~

第1回 マイホーム購入入門編

子どものころに思い描いた夢っていろいろあると思います。
どんな職業に就きたいか、いつ頃結婚して、子どもが何人欲しいか…など。
それでは、結婚も出産も終えた今、次の夢ってなんでしょう?
仕事復帰やキャリアアップ、子育てのために少しお休みしていた自分磨きなんてのもいいかもしれません。
そして、マイホームを手に入れること、というのもひとつの大きな夢に挙げられるのではないでしょうか。
そろそろ次の夢の実現について考えてみませんか?

 

1. 物件選びの前に、「夢に描く家族」について話し合おう

結婚と出産という人生における夢を叶えてきた今、次の夢といったらマイホームの購入も挙げられるのではないでしょうか。
子どもが成長するにつれ、住む家や住む街についてこれまでとは違った目線で考える機会もあると思います。

例えば、子どもが活発に遊ぶようになったから近くに思いきり遊べる公園や児童館がある場所がいいとか、集合住宅だと子どもの足音や声に気をつかうから一戸建てに住みたいとか。

また、保育園や幼稚園への入園、小学校入学もひとつのタイミングです。
入園入学後の引っ越しは転園や転校の必要が出る場合もありますし、それを避けようとすれば限られた地域の中での物件探しに苦労することも予想できます。
こういった理由から、子どもの入園入学前にマイホームを購入する人も多いようです。
子どもの成長を感じたとき…それはきっとマイホーム購入を考えるタイミングのひとつなのでしょう。

価値観は人それぞれですが、自分の家を手に入れることはやはり多くの人にとって夢。
いざ夢のマイホーム購入となると、間取り図を見ているだけで心躍ります。
新しい家、新しい暮らし、それに何といっても自分たちのこだわりをカタチにできるたったひとつの家!
住みたい街での暮らしや、新しい住まいのインテリア…夢は膨らむばかりですが、マイホーム選びにおいてまずやるべきことは、これからの家族の夢について考えることです。

「今は子どもがひとりでも、もうひとり欲しい…」
そんな希望があるのであれば、理想の家族に合わせた間取りの物件を探す必要があります。

初めてのマイホームで失敗!将来の家族計画は?

実は、私はこれで失敗したクチです。
結婚して間もなく、小さな家を建てました。
土地を購入し、ハウスメーカーとの打ち合わせを重ねるうちは夫婦ふたりだったのですが、完成して引っ越すころには出産を数ヵ月後に控えた大きなおなかに。
夫婦ふたりなら充分な広さではあったはずなのですが、引っ越しまでに状況が大きく変わってしまったのです。そして、数年後には子どもがふたりに。

引っ越さないことを前提に二人目の子どもを出産したものの、実際に生まれてみると小さな家にあふれる4人分の荷物。
明らかに収納量が足りず、子どもが成長するとどうなるんだろうという不安になりました。
また、都心といえる街だったので大人のショッピングにはとても便利だったのですが、幼稚園に持って行くお箸セットを買うだけなのにわざわざデパートへ行くのには閉口。
ちょっとした子どもの日用品くらいもっと気軽に買いたいものだなと不便に感じていました。

そこへ決定打となったのが、学校の問題です。
将来的に子どもたちが進学するであろう学校のよくない評判を聞いて、そのまま住み続けて子どもたちを学校へ通わせるのに抵抗を感じたのです。
このように原因はいろいろありましたが、結局住み替えることになってしまいました。
マイホームの購入を検討した時点で、将来の家族計画を立てていたらこんなことにはならなかったはずです。

こんな失敗をした私ですが、実はかつて不動産会社で営業をしていました。
そして、夫は現在も不動産会社に勤めています。
夫は「買いたい」というお客さんには先述したとおり、お客さまの夢やライフプランを必ず質問したうえで物件を提案するそう。
それなのに…自分のことでは大失敗!!
プロといえども自分のことになると見えるものも見えなくなるもので、今となっては笑い話にしています。

これから先、自分たち家族はどのように暮らしていきたいのか

現在の家族構成に合わせた間取りではなく、これから産み育てたいと考えている子どもも家族の数に入れて物件を探すことをオススメします。
賃貸住宅であれば家族が増えた時に住み替えることもできますが、購入したとなると簡単にはいきませんし、躊躇だってすることでしょう。
また、子どもが小さいうちはパパやママ、きょうだいいっしょの部屋でよくても、成長するとやはり自分の部屋が欲しくなるもの。これは異性のきょうだいに限らず、兄弟、姉妹でも同じことです。

そう考えると、夫婦ふたりと子どもひとりの家族なら夫婦ふたりでひとつの寝室を使って子どもにひと部屋与えるとして2LDK、子どもがふたりになれば3LDKの広さが必要になりそうです。
もし計画が変わったり子どもを授からなくても、空いた部屋は書斎や趣味の部屋にしたり、収納部屋にしたり、客間にしたりと用途はさまざまです。

さらに、子どものことだけではなく自分たちの親についても考える必要があります。子育てを手伝ってもらったり、将来的に両親の介護をすることを想定している場合は、実家との距離もあわせて考えたほうがよさそうです。

 

2. 超重要!マイホーム購入の予算について考えよう

購入したい物件の間取りやエリアを絞り込んだら、次は駅から物件までの距離や日当たり、築年数など、希望の条件をあげてみましょう。すると、理想的な物件を買うには予算が足りない…なんてこともあるかもしれません。

ここで、家族計画と同時にママの仕事についても話し合っておく必要があります。
ママが仕事をしている場合、パパが単独でローンを組むよりも多く融資をしてもらえることもあります。多く融資してもらえるということは、物件の選択肢が増えるということ。
目当ての物件はあるけれど予算が足りないという場合、夫婦共働きならばママの収入を合算してローンを組むことで借り入れ額を増やすことができる場合もあります。

しかし、注意したいのがママも家計を担うわけですから、簡単に仕事を辞めるわけにはいかないという点。
次の子どもの妊娠出産に伴う産休や育休などで収入がダウンしたときのローンの返済方法を想定しておきましょう。
マイホームを買う前に、キャリアプランについても夫婦できちんと話し合っておくことが大切なのです。

親からの援助はお金だけじゃなくクチも出される!

物件購入の予算を増やす方法として、親から資金援助を受けるという方法もあります。
しかし、さまざまなお客さんを見てきた不動産屋の経験から言わせていただければ、このようなお客さんは営業マンだけでなくお客さん自身もなかなか苦労します。
実際に住むのは子ども夫婦なのに、親があれこれと注文をつけてくることが少なくないのです。お金を出すのなら口も出したくなるのが人間というものなのですね。
そしてお金を出してもらった手前、親の意見も無視できず選択肢は狭まるばかり。
親に資金を出してもらうのであれば、親との話し合いも必要になってきそうです。
同居するのであれば親の意見も尊重したいところですが、自分たちが住む家なのですから家族の希望を優先させたいところです。

そのためにも不動産会社の営業マンである夫は「自分たちのお金で買って、口出しされないように買ったあとに報告するのがいちばんいい」と言います。
実際に、自身も援助は受けないから言う必要はないと言って、マイホーム購入を親に報告したのは契約が終わってからでした。
ちょっとこれは極端な話かもしれませんが。

人の親になったママやパパなら、自分の子どもを心配する気持ちも理解できることでしょう。つい口を出したくなる親心を踏まえたうえで、心配を払拭できるような報告ができるといいですね。

 

3. 信頼できる不動産会社に依頼しよう

どんな家を買いたいかが決まったら、いよいよ不動産会社へのアプローチです。
人生の中でもお世話になる機会が多くはない会社ではありますが、郵便受けに投げ込まれるチラシやCM、インターネットなど情報は溢れ、どの会社に依頼したらいいのかかえって迷ってしまいますよね。
マイホームは高額な買い物であるうえに、家族構成や勤務先、年収などの個人情報までも伝える必要があります。ごくごくプライベートな情報を教えなくてはいけない相手なので、ここは信頼できる相手にお願いしたいところです。

親戚や先輩、友人など、自分の身のまわりで住宅を購入した人がいる場合は、不動産会社の営業担当者を紹介してもらうといいでしょう。
信頼関係を築いたうえで無事に取引を終えた相手なら安心ですし、取引には至らなかったとしても親身になってくれた頼りがいのある不動産会社の情報を教えてもらえるかもしれません。

ツテがない場合も心配することはありません。
インターネットの物件検索サイトには、数多くの物件や不動産会社の情報が掲載されています。気になる物件や不動産会社があれば、まずはメールで問い合わせをしてみましょう。
相談や物件を紹介してもらうのはタダ。複数の会社に物件の紹介を依頼しても大丈夫です。
とはいっても、依頼や問い合わせをしすぎるのも考えもの。数多くの不動産会社からじゃんじゃん電話がかかってきたり、メールが送られてきたり…。
多くの会社といちいちやり取りをするのは面倒です。
あまり手を広げすぎず、やり取りをしていく中で信頼できそうな不動産会社に絞っていきましょう。

 

4. お気に入りの物件は自分で探せ!

先述の通り、物件情報はインターネットで検索するといくらでも出てきます。直接不動産会社に出向かなくても物件を探すことはできるのです。

インターネットで気になる物件を見つけたら、「この人にマイホーム探しをお願いしよう」と決めた営業マンに相談してみましょう。
このとき、気に入った物件はA社のもの、相談したい営業マンはB社の人であっても問題ありません。
よその会社の物件について聞いても失礼にならないの?という心配だって不要です。
不動産業界では物件の情報を共有しているため、他の会社が売却を担当している物件であっても自分の会社のお客さんに紹介をすることができるのです。
また、インターネットで見つけられなかっただけで、自分が物件探しを依頼している不動産会社でも同じ物件を扱っている可能性もあります。
それは、「買いたい」というお客さんがいろんな不動産会社に依頼をするように、「売りたい」というお客さんが複数の不動産会社に依頼をしている場合もあるからです。
このような理由から、インターネットに物件を掲載している不動産会社ではなくても取引ができるのです。

ですから、どんどん自分で物件を探してみましょう。
そして、気になる物件があったら信頼できる営業マンに相談して、ますます興味がわいたら物件を見るためのセッティングをしてもらいましょう。
営業マンは物件を紹介してくれる人というよりは、不動産についてのアドバイスを求めたり、購入を決めたときの価格交渉を有利に進めてもらったり、住宅ローンの相談をする相手。
優秀な営業マンは、専門的な知識を持ったマイホーム購入のコンサルタントなのです。

物件購入はスピード勝負?探す前に大いに悩むべし

2016年に話題になった『家売るオンナ』というドラマがあります。北川景子さんが演じる不動産会社のスーパー営業ウーマンにかかれば、スムーズに契約がまとまります。ドラマだからうまくいくといえばそうなのですが、案外現実だってそんなものだったりします。
「これだ!」という物件さえあれば、あれよあれよという間に話はまとまるもの。今日見た物件を明日契約する、というのはよくある話です。

気に入った物件があって問い合わせたら「ついさっき買い手が決まりまして…」と言われてほかの物件を紹介された、なんておとり広告を疑ってしまうようなエピソードもよく聞きますが、不動産の取引はスピード勝負なところもあるので一概にそうともいえないのです。

マイホームは人生でもっとも高い買い物といっても過言ではありません。大いに悩み、検討を重ねるべきですが、いいなと思える物件に出会ってから悩んだり尻込みしていては遅いのです。悩むのは物件を探す前に済ませておくべき! まずは夫婦で理想のマイホームや家族計画、資金計画、キャリアプランについてしっかり話し合っておきましょう。
家族の考えがしっかりまとまっていたら、迷うことなく決断できるはずですよ。

(文:間取好子)

<ママのマイホーム購入大作戦!は第2回につづく…>

間取好子

幼いころから折り込みの不動産広告が好きで、大人になり気がつけば不動産業界に身を置くことに。ライターとして活動しながら不動産会社に勤めたりもして、業界での勤務経験は5年ほど。出産を機に会社勤めは退職したものの、夫も不動産会社に勤めていることも手伝ってか不動産への興味は未だバリバリ! 現在のマイホームは2軒目で、賃貸経営にも挑戦中。

 

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